一番ほしいもの
昨年のクリスマス。
とある児童館で “おはなしコンサート” をさせて頂きました。
( 季節外れでごめんなさい💧)
仲間とはぐれた オッチョコチョイのトナカイ。
クリスマスイブまでにサンタさんを見つけて、
みんなにプレゼントを配ろう!
みたいなお話です(ざっくり)。
その中で、
「一番ほしいもの」という歌のコーナーがあります。
サンタの国には、“ プレゼントの木 ” があります。
毎年、みんなが「ほしい」と願ったプレゼントの実がたくさんなります。
サンタさんは、その木からプレゼントをもぎ取ってみんなに配るのです。
でもなぜか今年は、プレゼントの実がひとつもなりません。
サンタさんが言うには、
「世界中の “ 信じる心 ” が足りなくて、プレゼントの木までみんなの想いがとどかない」
ということ。
“ 疑う心 ” の方が多くなっているのかもしれません。
さて、
みんなで本気で “ 信じたら ” プレゼントの実はいっぱいなるのでしょうか??
♪ 君の いちば〜んほしいものって なぁに?
歌いながらみんなに「一番ほしいもの」を聞いて回ります。
これ。
お子さんが小さかったのもあるんですが、
お母さんにお答えいただくことにもなったりして。
「ほしいもの」を即答するって、
む~ず~か~しぃ~
ということがよく分かりました(笑)
“アレもいいし、コレもいいし”
“こんなこと願ったら、おかしいと思われるんじゃないか”
“どうせ手に入るわけないし”
“私の願いなんかよりも周りが大切”
“願うのは今じゃない” (笑)
などなど、
いろいろ考えてしまう。
「一番」がフッと浮かんでも、打ち消してしまう。
自分の「感情」を “ 疑って ” しまう。
ご多分にもれず、私もそうです(笑)
いきなり聞かれても、むずかしいですよね~(^^;)
自分の「今の感情」は、
地図でいうところの「現在地」だと思うのです。
「私は今、此処にいる」
現在地が分からないと、行先が決められない。
行先がないと、進むルートが選べない。
アッチかな?コッチかな?
迷子になってしまうんです。
そう、トナカイさんのように(笑)
感情は、羅針盤になります。
「ほしいもの」が分かると、「ほしくないもの」も分かってきます。
「一番ほしいもの」が分からないと、サンタさんもプレゼントできません(笑)
さて。
今、「我慢」という空気が世の中を覆っているように感じます。
もちろん我慢は大切。
でも、そんな今だからこそ、
自分の「一番ほしいもの」
を知るチャンスのような気がします。
目には見えないけれども、
羅針盤はちゃんと動いています。
自分の「現在地」を見失わないように。
心は自由。
プレゼントの木は、
みんなの想いをちゃんと聞いていますよ~ (^―^)
ウゥ~~~ン
木に想いを送ったら…