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子どもたちのプロセスや、気付いたこと、お知らせなど

やさしさ

発想が溢れてとまらない。。。

S君は、ひとりで世界を作り上げるのがとっても得意です。

すごいですね~。

マンツーマンワークの場合、

「待ち」パターンと「攻め」パターンに分かれますが、

この場合はグイグイ攻め!

自分の世界が強いです。

そんな中、

漫画のキャラクター(?)を描き始めました。

「強さ」の設定値があるようです。

守り 32

攻撃 24

秘密道具 50

ほくろ 1

セクシー(??) 17

おお。強そう?

どうも特性と数字が多いと強いようです(笑)

そこでふと思いつき、

こんなことを言ってみました。

「『やさしさ』は?」

すると「え~」とか言いながら

『やさしさ』を書き足していきます。

はたして『やさしさ』が多いと、強くなるのか、弱くなるのか…

さてそれでは、

それぞれキャラクターを選んで「バトル」してみることにします。

私は『やさしさ』が一番多いけど最弱キャラ。

S君は 最強キャラ。『やさしさ』は少なくしたようです。

当然S君が勝つだろうと…

バトルスタート!!

すると…

S君。

床にコテーンと転がってしまい、

笑ってしまって攻撃できず、戦意喪失(笑)

2度3度やっても同じ。

いったいどうしたことでしょう??

私が満面の笑顔キャラで、

「友だちになろうよ~」

「キミ、やさしいんだね~」

「おなかすいてない~?」

とか言って絡んでいたら、

「そのキャラやめろ!(笑)」

などと言いながら攻撃をやめてしまったのです。

おもしろいですね。

S君は「強さ」に拘ることが多いですが、

実は人一倍やさしい子。

たとえ演技だと分かっていても、

無防備な相手に攻撃が出来なくなってしまったのです。

自分のペースを崩されるのが嫌いでも、

ちゃんと相手を見て感じて、自分を変化させられる。

そんなステキな瞬間でした(^^)

帰りのこと。

自分の描いた絵を持って帰りたいS君。

私「持って帰ってもいいよ」

S君「でもなくなったら困るでしょ?」

私「大丈夫だよ。まだいっぱいあるから」

S君「じゃあ、次にちゃんと返すね」

やっぱり、やさしい。

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