待つこと
幼児さんのワークで初対面の場合、
ママから離れられなかったり、
泣きどおしだったり、
「ヤダ」「やらない」の連続だったり(汗)
ということがよくあります。
それは「正しい反応」です。
だって、知らないオバチャンなんだもの。
「知らない人に付いていってはいけません」(笑)
さて、それをどうやってワークにもっていくのか。
それは、もう、
「知ってもらう」
しかないんですよね。
ワタシは「敵」ではない、ということ。
アナタと一緒に遊びたいんだ、ということ。
アナタのことも教えてくれると嬉しい、ということ。
その場で無理やりワークを成立させてしまう方法もありますが、
なるべくそれは、しません。
だってそれは、心を無視してしまうことだから。
でも不思議とそういう気持ちで接していると、打ち解けるのは早い気がします。
ただし一回打ち解けたからと言って、二回目がそうとは限らない。
とにかく「こちらの思い通りに」なんてチラリとでも思った途端、
パッと離れて行ってしまいます。
子どもたちは、賢い。
もちろん時にはある程度の負荷(ミッション)をかけることも必要ではありますが、
それは、
「信頼関係」
ができてからの話なのですね。
なので、
何かが変化するまでには、時間がかかります。
積み重ねが必要です。
この5月から、会員制という形を取らせていただくことにしました。
なるべく「自由度の高い状態にしたい」という思いがあり、
会員制にはしてこなかったのですが、
先ほど言った「積み重ねの場」という構想もずっとあり、
どうしても今までは「単発のワークショップ」という風になりやすい形態だったので、
思い切ってこの形をとることにいたしました。
そうはいっても、
年内は 入会金は無料 ということになっていますので、
しばらくは今までとなんら変わりません。
一回では分からないこと。
二回で風向きが変わること。
三回でふりだしに戻ること。
四回で芽吹き始めること。
「待つ」ことでお互いがやっと知り合える瞬間が生まれて、
そこからがスタートライン。
それから「成果」と言われるものも見えてくるのだと思います。
それぞれの子のペースで。
先日、
「やだ」「やらない」といっていた女の子が(笑)
ヨガマットで自分の寝床をつくり始めたときに、
ふと、
「センセーも寝たら?」
といって、私の分のヨガマットをヨイショと運んできてくれました。
うれしい瞬間です。
「わぁ、じゃ、となりで寝ていいの?」
と聞いたら、
「センセーはあっち!」
あちゃ、嬉しくて調子にのったのはワタクシです。(笑)