「スペース」と「まる」②
ー「スペース」と「まる」①のつづきー
「スペース」を見つけるお手伝いをする場所
と書きましたが、では、
見つけたスペースはどんな形をしているのでしょうか?
△だったり□だったり凸凹だったり…
そう、みんなちがいますね。
一人として同じ形はないのです。
でも、まだ形が見えないときは
「みんなちがう」ということにすら気付かなかったりします。
そして、
自分のスペースの形が分かって「居心地悪いなぁ」と感じ始めたとき。
早々に自分のスペースに×をつけて、周り(他人)のスペースにむかって
「攻撃」に出る場合もあります。
しかしそれも大切なこと。
何故なら「居心地を良くしたい」という思いに気付けたからです。
ところで、
スペースの形は初めから決まってしまっているのでしょうか。
いいえ、いくらでも変えられます。
「自分で」どんな形にもできます。
変幻自在なんだと分かれば、周りに求めなくても平気になります。
自分で勝手に形を決めつけてしまったらもったいないのです。
そして、ひとつひとつに気付いて自分で形を変えていくうちに、
自分も周りもだんだんと「面白く」なっていきます。
自分で自分を選べるようになるのです。
すると、パズルのように周りと「まる」を創ることもできるようになります。
自分の「身体」「感じ方」、相手との距離感や心の「理解」、そして
それを形にして「表現」していくまでを、繰り返し体験していくことで
自己信頼感が深まっていきます。
「身体→感性→理解→表現→」
この始まりも終りもないプロセスが
まさに「まる」なのです。
分かりづらいでしょうか?
とにかく、
まずは自分のスペースに×ではなく○をあげるところから。
「スペース」「まる」
そこを大切にしたいと思っています。